家事の中で一番苦手なのがアイロンです。

結婚してすぐは夫のワイシャツ、

長男が中学校に入り次男も同じく制服を着るように

なり一時３人分のアイロンがけに追われていました。

エンジニアの夫が車通勤になって

スーツを着なくなり

子供達が高校を卒業してからはしばらく

アイロンがけから解放されていました・・・

長男が３才の時に発達障害(自閉スぺクトラム)
（当時の診断名はアスペルガー、高機能自閉症）

と診断された時、とにかくこの子をしっかり育て

将来、少しのお給料でいいから

毎日家を出てまた帰ってくる生活が

出来るように、働けるようにしてあげなくては、と

それを目標に私も頑張ってきました。

もうだめかも、何度もそう思う出来事が

ありましたが、多くの皆様に助けられながら

就労移行支援を受け、22才の時に

障害者雇用で正社員として採用して頂く事が出来ました。

事務の仕事で毎日スーツを着て出勤しています。

解放されていたアイロンがけが再び始まりました。

長男だって苦手を克服し、毎日新たな

苦手と向き合いながら頑張っている。

逆にまたアイロンがけがなくなってしまう

ような事になったら悲しい、

そう思うと私も頑張らなきゃと気合いが

入ります。

今の私に出来ることは

このくらいしかないのだから。

長男が長く仕事を続けていけるよう

一枚一枚願いをこめて

アイロンに向き合っていきます。